レトロ専科

レイクトローリングのメリット

複数のロッドを同時に使える

芦ノ湖の場合、ひとりが使えるロッドは2本までですが、2人ボートに乗っていれば同時に4本のロッドが使えます。これはトローリングの最高のメリットと言えるでしょう。ロッドごとにルアーを流す深度を調節できるので、短時間のうちに水平方向も垂直方向も幅広く湖を探ることができます。

これはキャスティングやエサ釣りでは到底できないことです。キャスティングではルアーやフライを引く深度を長く一定に保つことができないし、エサ釣りではほとんど動けません。

深い所でもヘッチャラ

芦ノ湖の場合、5月半ばぐらいからマスは深場に潜っていきます。そして、アンカーが届かない沖を回遊するようになるのです。ですからキャスティング派にとってマス釣りのシーズンは3,4,5月と10、11月のせいぜい5カ月間でしょう。

しかし、トローリングなら夏場でも大丈夫。 むしろ6,7月などはスーパーレインボーやヒメマスを釣りやすい時期なのです。1年中、湖でマス釣りを楽しみたいなら、トローリングを覚えるのが近道です。

釣りをしながらイロイロできる

キャスティングの場合は両手がふさがってしまい、手を休めない限りはノンビリできません。しかし、トローリングならテレビを見ながらでも、弁当を食べながらでも釣りをすることができます。これもキャスティングとトローリングの大きな差と言えるでしょう。トローリングはマルチタスクの釣りなのです。

軽いルアーもOK!

1グラムのスプーンや、1グラムに満たないフライもトローリングなら十分に沈められます。その上、大物用の太いラインを使うことも可能です。

キャスティングで軽いルアーを使う時は0.6号ぐらいの細いラインを使わなければ飛距離が出ませんが 、トローリングの場合は飛距離は関係ないので1.5号のハリスを使っても問題ないのです。

Tackles で詳しく説明しますが、芦ノ湖で大物を狙うなら、ハリスは1号以下を使わない方がいいでしょう。ショック切れで泣かないためには1.5号以上のフロロカーボンを使うべきだと思います。95年に1号のフロロカーボンハリスを使っていて大物(75センチ以上)をラインブレイクで逃がしてしまいました。それ以来、Tomy は1.5号のハリスを使っています。

メイクドラマは突然に…

トローリングをしていると解禁日でもない限りはノンビリムードです。トロトロと湖上を走っていると、釣りをしているのをついつい忘れてしまいがち…。しかし、油断している時に限って大物がヒットします。

突然ロッドが大きく曲がり、 次の瞬間ドラッグが“ビューン”と音を立ててラインを吐き出します。スーパー・レインボーがボートのはるか後方で大ジャンプ! 周りの人達もビックリして一斉に振り向くほどヒットの瞬間は派手ですよ。

こんなシーンに1度でも遭遇すれば、あなたもきっとトローリングファンになるでしょう。キャスティングと違って不意を突かれるので大物がヒットした時は本当にドキリとします。

キャスティングとは一味も二味も違ったフィーリング。これはデメリットにも成り得ますが、一生忘れられないほどドラマチックな思い出にも成り得ます。

マスの行動パターンをつかむ

水温や気象の変化でマス達がどこへ行くのか? そんな疑問を解き明かしたかったらレイクトローリングをやってみましょう。 レイク・トローラーは常に動きながら水面をにらみ、同時に魚探で水中の様子を覗き見ているので、毎日湖が変化しているのを実感することができます。

本来見えないはずの魚を見ながら釣るというのはとても興味深いものですよ。それに、魚の居場所を見つけてからキャスティングに切り換えることもできます。