レトロ専科

Depth Sounder

Tomy の魚探 HONDEX DEPTH SOUNDER

「宣伝しますから新しい魚探のカタログを送って下さい」と本多電子(株)に E-mail を出したら、すぐにカタログを送ってもらえました。頂いたカタログデータを参考に、魚探のことを詳しくお伝えしたいと思います。

上の写真はレイク・トローラーがよく使っている液晶ディスプレイ魚探です。Tomy が使っているのは HE-460 というベーシックモデルで、水温センサーをオプションで付けられます。2万円ほど高くなりますが、ワンランク上の HE-460 pro なら、水温・スピードの表示がオプションでできるようになりますよ。

コイツがあるのとないのではトローリングの楽しさが全然違うのです。魚探はトローリングの他にもワカサギ釣りやバス釣りで強力な武器になるしね。1度魚探のありがたさを知ったが最後、もう魚探無しのフィッシングは考えられません。

つまり、絶対なくてはならない道具ではないけど、あった方がオイシイ釣りができるんです。皆さんもお小遣いに余裕があれば買った方がいいでしょう。見えない魚を見ながら釣るというのは、とても面白いものです。(HE-460 は振動子の取り付け金具を含めて5万円ぐらい)

探知範囲でも、魚探に魚が写ったからといって必ず釣れるわけではありません。逆に写ってないのに釣れることの方が多いのです。

どうしてそうなるのか? これを理解するには魚探の性能を知る必要があるでしょう。

右のイラストは魚探の超音波が発射される指向角と探知範囲の関係をイメージしたものです。

実は Tomy の使っている HE-460 と HE-460 pro では指向角度が違うので、探知範囲が異なっているんですね。Pro の方が指向角44度で、Tomy のは22度だそうです。

ちょっとわかりにくいかな? 下の表を見てください。

指向角と探知範囲の関係(探知範囲の直径)

深 度 22度 指向角 44度 指向角
5m 1.94m 4.04m
10m 3.89m 8.08m
15m 5.83m 12.12m
20m 7.77m 16.16m
30m 11.66m 24.24m
50m 19.44m 40.40m

トローリングの場合、ボートの両サイドにロッドを突き出してルアーを流すのでルアーが通過するのはボートの両サイド2m位のところです。その間隔はだいたい4、5メートル位でしょう。

だから、あまり指向角が広くてもトローリングでは意味がないかもしれません。網で魚を獲るのと違うから指向角はそんなに広くなくていいんです。

 マスが泳いでいる水深はせいぜい30メートル以内なので、上の表から見ると22度はむしろ、ちょうどいい角度という感じですね。20メートル以内に魚影を見つければ、魚はルアーを発見可能な範囲にいるはずです。(ルアーの潜行深度が合っていれば)

実際に魚影はどう写るか?

1図Tomy の魚探で左図のようなポイントを通過した時に映る魚影はBだけです。一見Cも映りそうな気がするけど、Cは映りません。何故映らないかというと、湖底の起伏に隠されてしまうためです。

探知範囲の一番浅い所と深い所の間は魚探の画面では黒く映ってしまいます。だから魚がそこにいてもわからないというわけ。

実際に釣れる魚はボートの両側を泳ぐAやDなので、探知範囲は広い方がいいと誰でも思うでしょう。でも、そうとばかりは言い切れないのです。次を見てください。


2図指向角が広がるとA〜Dのすべてが探知範囲に入りました。でも、この場合、魚探に魚影として捕らえられるのはAだけです。

他はすべて湖底の起伏に隠れてしまうんですよ。つまり、図のような急なカケアガリでは探知範囲が広いことがメリットにならないというわけ。このように、振動子が固定された状態では起伏の激しいポイントは攻略しづらいのです。

じゃぁ、どうすればいいのでしょう?

実は、もっと素晴らしい魚探があります。探知範囲を切り替えられる2周波表示魚探も本多電子はちゃーんと作っているんです。値段は10万円以上するけど…。そして更に、広範囲探知魚探(Bottom Sonar)というスグレモノもありますよ。下のイラストを見てください。


ボトムソナー ボトム・ソナーは振動子をモーターで左右にスイングさせることができます。つまり、スポットライトのような指向角の狭い超音波をレーダーのように左右に振るわけです。(もちろん角度調節も可能)

だから、左のイラストそのままの画像がモニターに表示されるんですね。ボトム・ソナーを使えば、より正確に魚群の位置を知ることができるわけです。「もうちょい右、あー行き過ぎ」なんて具合かな? 値段があまりにも高いので買えないけど。

いいよねー、ボトム・ソナー。マイボートを買える身分になったら、是非コイツを装備したいです。お金持ちにはこの魚探がオススメ。まったく釣りも凝りだすとキリがないね