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ヤエン、ロケット釣法

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2000年4月15日

今日は久しぶりにアオリイカ狙いで下田へ行くことになった。高知で覚えてきたロケット釣りをどうしても試したかったのだ。今回はまず、みなさんにロケット釣りを知ってもらうところからはじめるよ。

ヤエン、ロケット釣法(Flash)

エサのアジにハリが付いていないことに気付いたかな? この釣りの変わったところは、まさにそこなんだ。最初、エサにはラインしか付いていない。だから、エギやウキ釣りで釣られなかった大物も油断するというワケよ。

じっくりエサを食わせると、イカは夢中になって抱いたエサを放さなくなる。だからハリが付いていなくても、イカを手前まで引き寄せることができるんだ。そして、最後はラインにロケットと呼ばれるケーブルカーのような仕掛けを付けてイカを“ガシッ”と引っ掛けるんだな。

ロケット

それでは問題のロケットを見てもらおう。これは高知県宿毛市の松岡釣具店で購入した手作り品だ。(750円)

  1. ラインをコイル状になったハリガネに通して使う。
  2. ラインを伝ってロケットを落としやすくするため、それともうひとつ、バランス調整のために後端にオモリがついている。(この仕掛けでは2号)
  3. 前支柱はアジのしっぽで止まるのだが、この手前にバネが付いていて、アワセを入れたとき、ハリが跳ね上がってイカを包み込む。(ここがハイテク!)
  4. 少し中間が曲がっているが、二つあるコイルをライフルの照準に見立てて覗いてみると、掛けバリに照準がピッタリ合う。
  5. 様々なイカの大きさに合うよう、掛けバリは3段。(全長約35センチ)

これで釣り方の想像はできただろう。詳しいことは釣り日誌の Special に収録されている【漁魔が行く・ロケット編】を読んで勉強してほしい。ロケット釣りはとても難しいが、大物狙いだから興奮度が抜群なんだ。

予備知識ヨシ! それでは下田の犬走島堤防にGO!

14日夜の天気は曇り、風は夕方に止んで、そよ風程度だった。月もかなり明るいので好条件が揃ったと言えよう。参考までに潮時もメモしておく。

14日長潮、干潮 20:26

15日若潮、満潮 03:20

さて、9時頃堤防に着いたのだが、最初はどうも気分がすぐれなかった。2日前からそれは続いていたのだが、頭がボーッとして、体がだるいのである。

『なんでかな? 食欲もないし・・・』

『あっ! 2日前に食べたファミレスのミックスフライ・ランチが原因だ!』

どうもファミレスの揚物はいけない。たぶん油が酸化しているのだろう。胸焼けと下痢で体調が悪く、エギ釣りを長時間続けられる状態ではなかった。

『もう、ファミレスの揚物は食べないぞ!』

みなさんにも、この誓いをオススメします。

だが、釣り場に着いて、しばらく下田の空気を吸っていたら、だんだん気分が良くなってきた。ここの空気は適度な湿り気があって、磯の香りがすがすがしいのだ。平塚や大磯のようなオキアミ臭さもまったくないしね。(沖の神子元島は最悪らしいけど・・・)

それにしても、いったい相模湾に投入されているオキアミの量はどれぐらいなんだろう? ためしに年に1度の“海の日”に報告させたらどうかな? 各釣り船屋で使った量と沿岸の釣具屋で売れたオキアミの量を足してみればいい。おそらく数十トンになると思うよ。

とにかく漁港という漁港はオキアミの臭いが充満しているからね。あれはホントにイヤな臭いだ。オキアミが余らないように、もっと小分けにして売った方がいいと思うのだが・・・。だってサビキ釣りをしている人を見ると、500グラムでも十分という気がするでしょ。

確かにオキアミは無尽蔵と言われるほど豊富にいる。体長30メートルにもなるシロナガスクジラが主食にしているぐらいだからね。

シロナガスクジラ(Flash)

これはシロナガスクジラが、オキアミもろとも海水を飲み込んだところだけど、まるでフグみたいでしょ。顎の下のウネウネが伸縮自在になっていて、海水を飲み込んだときにはこんな形になるらしい。

ヒゲクジラ類は飲み込んだ海水を口を閉じたまま吐き出して、オキアミを海水と分けるんだよ。そして、最後は舌を使ってオキアミをヒゲに押しつけ、海水をギュッと搾り出してから胃に収めるんだ。

一口で飲み込む量は約200キロ、シロナガスクジラが1日に食べる量は、約7トンと言われているから、どれだけスゴイ量のオキアミがいるか想像もできない。だから、将来の食糧危機はオキアミを食べることで、しのげると考えられていたんだ。ちょっと前まではね。

ところが、極地の空にオゾンホールができたので、無尽蔵だったはずのオキアミにも異変が出はじめた。だから、食糧危機が来れば各国がオキアミをバカバカ捕るようになって、オキアミが一気に減ることも考えられる。そうなるといよいよ、釣りも贅沢な遊びになってしまうだろう。

*

おっとまた脱線か。イカんイカん、イカ釣りの話に戻ろう。

アジ、タタキ用

これは厚木市のスーパーで買ったタタキ用のアジだけど、「今がお買い得」と書いてある割には高いと思わない? このあいだ宇和島で生きエサを買ったときは、千円で17匹も買えたんだ。つまり、4匹で250円しないってことさ。その上、宇和島のスーパーで見たウルメイワシは大きくて新鮮そのもの。値段も4匹で100円だったよ。

同じサイズで生きている方が安いんだから、やんなっちゃうよね。Tomyは将来住んでみたい土地に愛媛県の宇和島を加えることにしたぞ。ちなみに、今まで住んでみたいと思った土地は、岩手県の宮古、静岡県の下田、同じく沼津、それから長野県の大町だ。

あれま、言ったそばからまた脱線してるよ。アジを見せて何が言いたかったかというと、ロケット釣りの場合は死んだエサの方がかえって都合がいいということなんだ。もちろん生きエサでもできるけど、その場合は置き釣りにしておけないし、エサの扱いも面倒になる。

昼間でも釣れる釣り方だから、昼間行くなら現地の魚屋で買ったほうがいいね。伊豆なら同時にお土産用の干物を安く買うことができるよ。


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