軟水とはなんぞや-1

水の硬度と料理の関係

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2004年5月30日

先日の屋久島旅行で何がイチバン印象に残ったかを考えてみた。シーカヤックだろうか? それともアトリエ縄文じいさんだろうか? はたまた屋久島の食べ物だろうか?

すると・・・思い出したのは、旅人の宿まんまるでいただいたコップ一杯の水だった。

「これは水道の水ですか?」

「そうです。美味しいでしょう」

「ビックリですよ」

水道水に感動したのは高知県須崎市の水に感動して以来だった。須崎市の水も美味しい。それが水道の蛇口から出てくることが信じられないぐらい。だが、屋久島(安房)の水道水も『これをペットボトルに詰めるだけで売れる!』と確信できるほどの美味しさだった。

そして夕食・・・。刺身も天ぷらもみんな美味しかったが、10日以上経っても忘れられない味がある。それは何かというと、アマダイのお吸い物だ。舌がバカになっている欧米人にはわからないだろうが、ダシの旨味が脳を直撃するほど冴えていた。

その美味しさを言葉で表現すると・・・

『塩って甘いよね』

『人って美味しいものがあればそれだけで幸せだね』

・・・そんなカンジかな。

なぜだろう? どうしてあんな味が出せるんだろう? 今まであんな味に出会ったことはなかった。そこで旅人の宿まんまるの献立表を読んでみた。

塩・・・長崎県崎戸の天日干製塩
昆布・・・北海道根室の根昆布
鰹節・・・鹿児島県枕崎の女節

「いい仕事してますねー!」

ただ、これだけの素材を揃えても肝心の水が良くなければ素材の持つ旨味成分を生かし切れない。屋久島の超軟水だからこそできる旨味成分の抽出力なのだ。そこでアタシは屋久島物産展で縄文水について調べてみた。

すると、「硬度10の超軟水」と書いてあるじゃないの。硬度10・・・これはスゴイ! スゴスギル! いや、シロウトにはこのスゴサがわかるまい。ちょっと解説が必要だ。次ページを見なさいっ!(オスギ調で)